制 作 ガ イ ド

Production guide


Vol.3 ガ ン ダ ム

Gundam

フォースインパルスガンダム 1/100 バンダイ

プラント、連合間で締結された停戦条約(通称ユニウス条約)後にザフトが開発した「セカンドシリーズ」と称される新たなMS群の一機がインパルスガンダムである。プラントのエースパイロット、シン・アスカが搭乗する。


Step 1 パ ー ツ 構 成

Part composition


ガンダムのパーツ構成は頭部、ボディ、腕部(右腕・左腕)、脚部(右脚・左脚)、腰部、バックパックに大きく分類されます。パーツをランナーから切り離し各パーツの切断面をペーパー(400番位の粗め)がけしてきれいにしておきます。


Step 2 仮 組 み / 関 節 部 塗 装

Temporary work and Painting of joint part


塗装やマスキングの手順を考える上で一度仮組みすることをおすすめします。その際に各パーツのほぞ穴をドリルなどで大きく広げて再度分解しやすくしておきます。まず関節部分(肩、ひじ、ひざ、首、くるぶしなど)を塗装しておきます。ここではMr.カラーの焼鉄色で塗装てみました。


Step 3 接 着 

Bonding


関節部分を塗装してマスキングを施し腕部、脚部、胸部の外装パーツに組込んだら接着をします。この時プラスチックが溶けてはみ出る位にセメントを塗り接着しておくと下地処理が簡単で、パテ修正をする手間が省けます。


Step 4 下 地 処 理

Groundwork processing


前のステップで接着したパーツが完全に乾いたらはみ出た箇所をデザインナイフなどでそぎ取り、ペーパー(400番位)で磨いてきれいに下地処理をしておきます。


Step 5 サ ー フ ェ イ サ ー

Surfacer


下地処理が済んだら、各部位ごとにサーフェイサーを吹き付けます。ここではMr.ベースホワイト(ビン入りタイプ)を溶剤でうすめたものをエアブラシで吹き付けました。ベースホワイトは缶スプレータイプもありますのでどちらを使ってもOKです。この段階でキズや接着跡などがあればヤスリがけやパテ修正などの処理をしておきましょう。


Step 6 塗 装 / 組 立 て

Painting and Assembly




さて、いよいよ塗装にかかります。各部位ごとに取説のカラーガイドを参考に塗装して行きます。塗り分けの必要な箇所はマスキングを施して塗り分けをしましょう。ここではガンダムカラーを使用せずMr.カラーの近い色を使って塗装してみました。(青色の部分はコバルトブルー、赤色の部分はイタリアンレッド、白色の部分は米海軍色のホワイト、黄色の部分は黄橙色、グレーの部分はミッドナイトブルーと言った感じに・・・。)皆さんもひらめきとアイデアで是非オリジナルカラーの塗装にチャレンジしてみて下さい。


Step 7 ト ッ プ コ ー ト

Topcoat


塗装し組立てが完了しましたら、全体にクリヤーでトップコートを施します。トップコートにはラッカー系アクリル塗料の光沢クリヤーを使用しました。好みに応じてつや消しまたは半光沢を使用してもよいでしょう。トップコートには全体のつやを均一に保つ効果があることと、またせっかく塗装した色が変色しないように保護をする意味もあります。トップコートでこの後の仕上げがスムーズに行えますので是非ともおすすめします。


Step 8 仕 上 げ

Finish


仕上げは墨入れを行います。墨入れはエナメル塗料(フラットブラックなど)をエナメル溶剤でさらさらの状態にうすめたものを面相筆を使ってモールドにちょんと差して行きます。そうすると自然と毛細管現象でモールドを伝わって流れてゆきます。この作業を各部分のモールドや凹部分に行ってください。流した塗料が完全に乾きましたらエナメルシンナーを浸けたティシュぺーパーや綿棒などではみ出た箇所を拭き取ります。この時モールド部分や凹部分が強調される位に拭き取るのがよいでしょう。この前のステップでラッカー系のアクリル塗料でトップコートをしているのでエナメル溶剤でいくら拭き取っても下地が侵されることはありません。ですから失敗しても何度も繰り返し行うことが出来ますので思い切ってやってみましょう。皆さんも手間を惜しまずに完成した時の喜びを味わってみてはいかがでしょうか。きっと素晴しい感動が待ち受けていることでしょう。以上、お粗末なガイドでしたがまだまだシリーズは続きますので乞うご期待!